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マナリ(Manali)深夜2時発、ラダック地方の中心地レー(Leh)到着午後8時。
満席の11人乗りミニバス18時間の旅は生易しいものではなかった。
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と言うのも標高2050mのマナリから標高3505mのレーまでの間、なんと大ヒマラヤ山脈を越えていくのである。それも5000mを超える峠を2度も通る。そのうちTaglang la と呼ばれる所は車で通れる道路として世界で2番目に高い峠で標高5328m。 ちなみに世界で1番目の峠も3番目もここラダック地方にある。

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この路線は1年の半分以上は雪で閉ざされており、通れるのはインドの暑い時期のみ。
道路の1/3ほどは舗装されているが、先へ進むにつれ、ガタガタ縦ゆれ未舗装の山道。そして窓から外を覗くと恐ろしいほどの崖だったりする。そんな所でも、運転手は対向車が来れば上手に交わして進む。ただ、座席にはシートベルトと言うものがない。おまけに十数時間の移動なのに運転手は一人だけ。眠くなったりしないのだろうか。万が一、なんて事は考えないように努力する。

朝日が昇るころ、すぐ近くの雪山をボーっと見ていたらバスが止まった。前方を見るとトラックや同じようなミニバスが何台も止まっている。 この山の中で交通渋滞? 
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車を降りて前の方へ原因を追求しに行くと、そこには後ろのタイヤが穴に入り込み動けなくなったトラックがいて、他の車が通れなくなってしまっていた。
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そこで、みんながやっていた事は、崖側と反対側にかろうじて車1台が通れるスペースがあるが、そこは雪解け水が流れている。そのため、そこに大き目の石を置けるだけ敷き詰め、地盤を固める。下りの先頭の車がまず通ってみる。
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無事通過!「さあ、バスに乗り込め」との運転手さんの声と共にみんなそれぞれのバスに乗り込む。いざ前進!って時に、あれ、なんで上りの車がやってくるわけ?トラックの下側の道には広いスペースがあるから、下り優先でしょうよ。なんて考えるインド人はいない。ここでもやっぱり早いモノ&強いモノが先なのである。 お陰で上ってきた車をかわすため、下りの車、狭い道をみんなしてバックしたり、余計に時間がかかってしまう。本当にもー。

中国、パキスタンに挟まれ常に睨まれ続けているラダック地方、インド国内でありながら、ここへ入るにはパスポートチェックがある。この移動中に3箇所で行われた。その都度、トイレ、食事休憩となる。この揺られ揺られの移動の間の休憩ではトースト程度を食べるのがやっと。カレーなんぞ食べてる人の気が知れない。途中、希望によりトイレストップにも応じてくれる。が、その場合は、男女を問わずオープントイレットである。

休憩所。テントがそれぞれレストランになっている。
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雪の間を通り抜けたり、
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時折、羊さん達に道を譲ってもらったり。
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最後のパスポートチェックの所に近づくあたりから、具合が悪くなる。寒気と頭痛と吐き気のトリプル攻撃である。同行した友達(インド人)も似たような症状を数時間前から訴えていた。これが高山病というものであろう。もう景色など楽しむ余裕などない。休憩地点でちょっと歩いただけでも動悸と息切れ。もう一人の友人はふらふら車酔い。とにかく早くレーに着いてくれと祈るのみ。そのレーまであと49kmなんて表示が出ていたが、インドのバスは道路が悪いのかバスが悪いのかやたらめったら遅い。そこから2時間近くかかり到着。バススタンドからは宿の人が用意してくれたタクシーに乗るのがやっと。部屋に案内されたらそのまま苦しみつつベッドへ。

次の日の朝、どういうわけだか、友達2人は元気になっている。自分だけが、前日ほどではないものの、動く気にはなれない。

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薬を買ってきてもらい、一人、部屋で眠り続けた結果、夕方にはレストランへ行って食事をするほどに回復する。

この高山病になった敗因は、移動中、寒かったのと、トイレのことを考えたために水分補給をあまりしなかった事。そして、予防用の薬があることを知らなかったこと。ちゃんと予習すべきだった.…。

標高3505m。ちょっと歩くだけで疲れてしまうが、とにかくゆっくりペースだが行動できるようになったものの、悩みは消えない。それは.…

果たして、どうやって帰ろう。

オプションは3つ。

1.飛行機でデリーへ飛ぶ。(この時期はやたら値段がたかい。)
2.あれほど過酷ではないが、数倍もの距離をバスで移動し、その後列車に乗り換えの遠回りコース。
3.再び同じ道を戻る(最も安くつく)

どうも3になりそうだ.……悲しきビンボー人。
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2012.07.03 Tue l 未分類 l top
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